6つのニーズ(6HN)が導く:
対立するニーズと向き合い、理想の結婚へ

2025年2月28日

こんにちは、広島にある「クライム結婚相談所」の倉益です。

これまでのブログでお伝えしてきた、**6つのニーズ(6HN:Six Human Needs)**をさらに掘り下げながら、ニーズ同士が対立する場面にどう向き合い、理想の結婚へとつなげていくかという視点を中心にお話しします。

  • 「自分は“安心・安定”を求めるけれど、相手は常に変化を追い求めている」
  • 「自分は“愛とつながり”重視だけど、相手は“重要感”を満たしたい様子で、コミュニケーションが噛み合わない」
  • 「自分の中だけでも、“チャレンジしたい”気持ちと“安定を保ちたい”気持ちがぶつかってしまう…」

こんな悩みを抱えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

婚活や恋愛において、ニーズが対立すること=うまくいかないのではなく、そこを乗り越えた先に、理想の結婚やより深いパートナーシップが待っているかもしれません。

6つのニーズ(6HN)のおさらい

まずは改めて、**6つのニーズ(6HN)**を簡単におさらいしましょう。
これは、人間が行動を起こす際の根本的な欲求を6つに分類したフレームワーク。

婚活や恋愛においても非常に役立つため、しっかり押さえておきたいポイントです。

  • 1
    安心・安定(Certainty)
  • 将来の見通しや経済的・精神的な落ち着きを求める

  • 例:安定した収入、ルーティンのある生活、リスクを嫌う
  • 2
    不確実性・多様性(Uncertainty/Variety)
  • 刺激や変化、新鮮な体験を求める

  • 例:新しい趣味や旅行、サプライズ好き、ワクワクを常に感じたい
  • 3
    重要感・尊厳(Significance)
  • 自分が特別でありたい、認められたいという欲求

  • 例:仕事で成果をアピールしたい、周囲から評価されるとやる気が出る
  • 4
    愛とつながり(Love & Connection)
  • 深い絆や共感、人との心のつながりを求める
  • 例:家族や恋人との時間が最優先、こまめな連絡やスキンシップが欲しい
  • 5
    成長(Growth)
  • 自己成長やスキルアップ、学習を求める
  • 例:資格取得やセミナー参加、いつも新しいことを学びたい
  • 6
    貢献(Contribution)
  • 他者や社会への貢献を喜びと感じる
  • 例:ボランティア活動、人にアドバイスや手助けをするのが好き

人によってどのニーズを強く持っているかは違いますし、状況によって変化することもあります。
自分や相手の“上位ニーズ”を理解すれば、婚活や恋愛での行き違いを防いだり、理想の結婚に向けたパートナー選びをスムーズにしたりできます。

対立するニーズの本質:生存戦略と安全欲求

  • 1
    「安全」を求めるアプローチの違い

一見正反対に見えるニーズは、実はどちらも「自分を守るため」の生存戦略だったりします。

  • 安心・安定 → リスク回避によって安全を確保したい

  • 不確実性・多様性 → 変化への適応力を高めることで逆に安全を確保

同じ「安全欲求」でも、それを満たす方法が違うからこそ、対立しているように見えるんですね。

  • 2
    脳の仕組み:恐れ回避と快楽追求
  • 人間の脳は「恐れを回避しようとするモード」と「快楽・報酬を得たいモード」の2つで動いています。

  • “安心・安定”を求める人は、恐れ回避が強め。“不確実性・多様性”を求める人は、報酬(ワクワクや刺激)を強く求める傾向があります。
  • つまり、脳の仕組み的に「真逆の行動原理」が自然に生まれるのは、人間として当たり前の現象ともいえます。

婚活・恋愛で衝突しやすいニーズの組み合わせ

6つのニーズのうち、婚活や恋愛の場面で特に衝突が起きやすいのが、以下の2つの組み合わせです。

  • 1
    「安心・安定」×「不確実性・多様性」
  • 安定重視派:計画的・予測可能な未来を好む

  • 変化重視派:マンネリを嫌い、常に新しい刺激や可能性を求める
  • 2
    「愛とつながり」×「重要感・尊厳」
  • 愛や絆重視派:パートナーとの時間や感情の共有を最優先

  • 自己実現・評価重視派:仕事や人からの評価に大きなモチベーションを感じる

どちらも「お互いを理解し合えれば理想の結婚につながる」のに、真逆に見えるがゆえに衝突が多発しやすい組み合わせです。
しかし、実はこの“正反対”だからこそ、お互いを補完し合う可能性も秘めているんです。

対立を解消する3ステップ:理想の結婚へ近づくために

ステップ1:行動と口グセから“相手のニーズ”を推測する
  • 相手がよく口にする言葉や、デート・休日の過ごし方に注目

  • 例:休日にアクティブに動くのが好きな人は「不確実性・多様性」を重視している可能性大
  • 例:連絡がこまめで「一緒に過ごせる時間が一番」と言う相手は「愛とつながり」が上位かもしれない
ステップ2:背景にある“なぜ”を否定せずに聞く
  • 「どうしてそんなに安定を求めるの?」

  • 「なぜいつも新しい体験をしたいの?」
  • 否定せず、興味を持って相手のストーリーを聞く。幼少期の体験や過去の失敗が原因になっていることも多く、そこを共有し合えると深い理解につながります。
ステップ3:小さな折衷案で互いのニーズを満たす
  • 完全に一方のニーズに合わせるのではなく、どちらも“少しずつ”満たす方法を模索する

  • 例:「安心・安定」の人と「不確実性・多様性」の人なら、週末デートは安定プラン+新しい場所のセットに
  • 例:「愛とつながり」の人と「重要感・尊厳」の人なら、相手の頑張りを褒める&一緒に過ごす時間を確保するルールを作る

事例で学ぶ:ニーズの違いがもたらす葛藤と解決策

ここでは、実際の婚活や恋愛の現場でよく見られるニーズ対立の事例を2つ挙げてみます。

事例A:安心・安定 × 不確実性・多様性

佐藤さん(男性)
  • 相手がよく口にする言葉や、デート・休日の過ごし方に注目

  • 例:休日にアクティブに動くのが好きな人は「不確実性・多様性」を重視している可能性大
  • 例:連絡がこまめで「一緒に過ごせる時間が一番」と言う相手は「愛とつながり」が上位かもしれない
ステップ2:背景にある“なぜ”を否定せずに聞く
  • 「どうしてそんなに安定を求めるの?」

  • 「なぜいつも新しい体験をしたいの?」
  • 否定せず、興味を持って相手のストーリーを聞く。幼少期の体験や過去の失敗が原因になっていることも多く、そこを共有し合えると深い理解につながります。
ステップ3:小さな折衷案で互いのニーズを満たす
  • 完全に一方のニーズに合わせるのではなく、どちらも“少しずつ”満たす方法を模索する

  • 例:「安心・安定」の人と「不確実性・多様性」の人なら、週末デートは安定プラン+新しい場所のセットに
  • 例:「愛とつながり」の人と「重要感・尊厳」の人なら、相手の頑張りを褒める&一緒に過ごす時間を確保するルールを作る

相手のニーズを読み解く:世界観の理解を深めるコツ

自分のニーズを知ったら、次は相手がどのニーズを強く持っているかを見極めましょう。
とはいえ、いきなり「あなたの6HNは何ですか?」と聞くのはハードルが高いので、会話やデートを通じて自然に観察するのがおすすめです。

  • 1
    普段の会話やSNSから推察する
  • 「新しいことに挑戦したい」「安定したい」「社会に貢献したい」などのキーワードが出ていないか

  • SNS投稿が旅行やアクティビティ中心なら、不確実性・多様性を好む傾向かもしれません
  • 2
    デート中のリアクションをチェック
  • イレギュラーな展開に相手はワクワクする? それとも落ち着かなくなる?

  • 「一緒にボランティアに参加しよう」と提案すると喜ぶタイプかどうか
  • 3
    深堀り質問で価値観を探る
  • 「仕事で一番やりがいを感じる瞬間は?」

  • 「将来、どんな家族像を思い描いてる?」
  • 「どんなときに幸せを感じる?」
  • これらの質問に対する回答から、相手の主軸となる欲求が垣間見えるでしょう

6HN別・婚活デートで押さえておきたいポイント

  • 1
    安心・安定が強い人
  • デートの予定をしっかり立てる

    具体的な場所・時間・費用を前もって共有すると相手が安心しやすい
  • 将来設計の話をしてみる
    結婚後の生活イメージや経済面の見通しを言葉にすると好感度アップ
  • 2
    不確実性・多様性が強い人
  • サプライズ要素を用意する

    行ったことのないスポットやイベント、体験型アクティビティなど
  • 日常と違うことを取り入れる
    普段と違うファッションや新しいジャンルのレストランに行くと盛り上がる
  • 3
    重要感・尊厳が強い人
  • 相手の話をしっかり聞く&褒める
    頑張っていることや成果を認めてもらえると、一気に距離が縮まる

  • ​頼りにするシチュエーションを作る
    重い荷物を持ってもらう、相談事をするなど「あなたが必要」と感じさせる
  • 4
    愛とつながりが強い人
  • こまめなコミュニケーション
    メッセージや電話、直接会って話すなど、感情の共有が重要
  • スキンシップや共感の姿勢
    デート中の会話で共感してあげると、強い絆を感じやすい
  • 5
    成長が強い人
  • 学びやチャレンジを共有する
    習い事やセミナー、趣味の勉強会に一緒に参加してみる
  • お互いの将来ビジョンを語り合う
    キャリアアップや人生設計に前向きな姿勢を見せると好印象
  • 6
    貢献が強い人
  • 一緒に社会貢献的な活動をする
    地域のボランティアやチャリティーイベントに誘ってみる
  • 小さな気遣いやサポートを褒める
    相手が「誰かを助けたい」という気持ちを大切にしているなら、感謝の言葉を伝える

世界観と価値観の違い:押さえておく理由

  • 価値観:判断基準や優先順位、例えば「家族を大事にしたい」「仕事を頑張りたい」

  • 世界観:物事の捉え方や感覚的な部分、例えば「自分にとって家族とはどんな存在か」「仕事を通して何を感じるか」

6HNを用いると、価値観だけでなく、その奥にある**「なぜそう感じるのか」がクリアになります。同じ「家族第一主義」でも、「安心・安定」を求めているのか、それとも「愛とつながり」を強く感じたい**のかで世界観は変わるのです。

まとめ

**世界観を知れば結婚が近づく!6HNで読み解く「あなたの婚活必勝法」**というタイトルの通り、6つのニーズ(6HN)を意識すると、婚活がグッとスムーズになります。

  • 自分がどのニーズを最重視しているかを把握 → ブレない軸で婚活が進められる
  • 相手のニーズを理解 → コミュニケーション ギャップを最小限にできる
  • 世界観を合わせて考え → 結婚後の生活をイメージしやすくなり、長期的な相性を見極めやすい

「価値観の一致」だけを重視していた方も、ぜひ6HNという視点を取り入れてみてください。お互いの世界観を包括的に捉えることで、「この人はこういう理由で安定を求めるのか」「実は新しい体験が好きな人なんだな」という発見があり、より深いレベルでの理解が生まれます。

もし「自分だけで分析してもよくわからない」「第三者の視点が欲しい」という方は、お気軽にクライム結婚相談所にご相談ください。私たちが、あなたの婚活を全力でサポートいたします。婚活を通じて出会うパートナーと、あなたの大切な世界観を共有しながら幸せな人生を歩めるよう、心を込めてお手伝いいたします。

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