IBJ成婚データを、婚活のヒントに
婚活を前に進める、
行動の見直し方。
申込み・お見合い・交際。それぞれの段階でできることを、4つの図とともに考えます。
みなさん、こんにちは。広島のクライム結婚相談所の倉益(くらます)です。
婚活が思うように進まないと、「年収や年齢のせいかな」と、自分の条件ばかり気になることがあります。活動を振り返るときは、どの段階で止まっているのかを見ることも大切です。
今回は、2026年10月1日にIBJ結婚みらい研究所が公開したレポートをもとに、申受けが多い人の特徴や、申込み数と成婚率の関係を読み解きます。私が注目したのは、出会う前と、実際に会った後では、見直すポイントが違うことです。
本記事の「申受けが多い層」は、IBJの「真の超モテ層」を指します。活動期間をもとに月換算した申受けペースが、女性100件以上・男性40件以上の層です。「全体」はIBJ図表の比較対象で、この層も含まれます。
1.平均年収936万円を、自分の合格基準にしない
申受けが多い層は、男女ともに全体より高い成婚率でした。主な属性と合わせて見てみましょう。
図1|成婚率と主な属性
女性
成婚率 横棒の範囲:0〜100%
| 項目 | 申受けが 多い層 | 全体 |
|---|---|---|
| 年齢(中央値) | 32歳 | 34歳 |
| 年収(平均) | 565万円 | 544万円 |
| 大卒以上 | 74.4% | 68.6% |
| 身長(平均) | 158.8cm | 158.2cm |
男性
成婚率 横棒の範囲:0〜100%
| 項目 | 申受けが 多い層 | 全体 |
|---|---|---|
| 年齢(中央値) | 34歳 | 36歳 |
| 年収(平均) | 936万円 | 742万円 |
| 大卒以上 | 95.7% | 80.1% |
| 身長(平均) | 173.2cm | 171.1cm |
大卒以上には大学院卒を含みます。女性の年収は公開者のみ。属性の「全体」は成婚者全体で、申受けが多い層も含みます。
公表値をもとにクライム結婚相談所が再作成
男性の平均年収の差は194万円、女性は21万円。男女で差の大きさは異なります。ただ、ここで示されているのは、その集団の平均像です。
平均値を、そのまま相手選びの最低条件にすると、データの使い方が変わってしまいます。
たとえば「平均936万円」という情報と、「936万円以上でなければ結婚相手として考えない」という判断は、別の話です。平均を下回る方の結婚可能性を、この表から決めることはできません。
年収に希望があるなら、結婚後の住まい、働き方、どんな生活を望むのかまで考えてみる。そうすると、数字の条件が自分の暮らしに必要な条件として整理しやすくなります。
2.申受けが多い女性も、自分から出会いをつくっている
申受けが多い女性の月間申込み数は、全体の約2.4倍でした。申込みを受けることと、自分から申し込むことは、両立しているのですね。
図2|申込み数と在籍期間
女性
自分からの月間申込み数 横棒の範囲:0〜15回
在籍日数 横棒の範囲:0〜300日
男性
自分からの月間申込み数 横棒の範囲:0〜15回
在籍日数 横棒の範囲:0〜300日
いずれも中央値。月間申込み数は活動日数をもとに30日換算。在籍日数には真剣交際期間を含みます。「全体」は成婚者全体です。
公表値をもとにクライム結婚相談所が再作成
自分から申し込むことには、候補に自分の希望を反映できるという意味があります。
申受けは「相手があなたに会いたいと思った」出会いです。自分からの申込みは「あなたが会ってみたいと思った」出会い。両方を使えば、出会いの探し方に自分の意思も加えられます。
短い在籍期間と、人気の関係も読み解く
女性の在籍日数は111日と228日、男性は140日と273日でした。ここで見落としたくないのが、申受けが多い層の分類に、活動期間も使われていることです。
同じ申受け件数でも、計算に使う活動期間が短いほど、月換算の申受けペースは大きくなります。ですから、短い在籍期間を見て「人気があるから早く成婚した」とだけ読むと、分類方法の影響を見落とします。
私なら、ここから自分でも会いたい相手を探す姿勢を参考にします。特定の在籍日数を目標にして焦るより、自分にできる行動を決める方が、次の一歩につながります。
3.男性の交際移行率40.0%から考える、会った後の改善
男性のお見合い後の交際移行率では、全体が申受けの多い層を上回っていました。
図3|男性の交際移行率
横棒の範囲:0〜100%
男性全体が 5.7ポイント 高い
比較対象の全体には、申受けが多い層も含まれます。
公表値をもとにクライム結婚相談所が再作成
これは「申受けが少ない人ほど有利」という比較ではありません。全体には申受けが多い層も含まれます。注目したいのは、申受けの多さと、会った後の交際移行率が同じ順番には並んでいないことです。
お見合いが決まらない悩みと、お見合い後に続かない悩みは、分けて考えたい。
前者では写真や自己紹介文、申込み先などを点検します。後者では、会話のやり取りや、双方がもう一度会いたいと思えるかに目を向けます。すべてを年収や学歴の問題にまとめると、改善できる点を見逃してしまいます。
実際に会う場面では、こんなことから振り返ってみてください。
- 相手の話に、内容に合った反応や質問を返していたか
- 自分の話のあとに、相手が話す時間もつくれていたか
- 会ったあとに、話しやすかった点や、次に聞きたいことを整理できたか
交際への移行には、相性や双方の希望も関わります。会話の振り返りは、自分が変えられる部分を見つけるために使いたいですね。
4.女性の「月15回以上・成婚率56.5%」を、どう活かす?
自分からの申込みペース別に成婚率を比べると、男女で異なる傾向が見えます。
図4|申込み数と成婚率
横棒の範囲:すべて0〜100%
月5回未満
月5回以上
月10回以上
月15回以上
「5回以上」「10回以上」などの区分名は、IBJの原図の表記に準拠しています。
公表値をもとにクライム結婚相談所が再作成
女性は月5回未満の28.8%に対し、月15回以上は56.5%。差は27.7ポイントで、割合では約2倍です。一方、男性は月5回以上の区分から45〜46%台で、数値はほぼ横ばいでした。
申込み数は、婚活の活動記録として使うと役立ちます。
出会いが少なく、自分からもほとんど申し込んでいないなら、まず候補を探す時間をつくる。すでに申し込んでいるなら、お見合いが成立しているか、その先の交際につながっているかまで見る。この順番で考えたいです。
男性の横ばいは「5回で十分」という上限を示すものではありません。また、女性の数値も、申込み数を増やした効果だけを測った実験ではなく、異なる活動ペースの人を比べた結果です。
申込みが少ない方は、次の1か月、週に一度、お相手を探す時間を予定に入れるところから始めてみてはいかがでしょうか。「会ってみたい理由」を考えながら、仕事や交際状況に合うペースを決めていきましょう。
5.次の1か月は、3つの段階を点検する
今回のデータから私が婚活サポートに活かしたいのは、活動のどこに改善の余地があるかを、一緒に見つけることです。
① 会う前|申込みと、お見合い成立を確認する
この1か月に何件申し込み、何件のお見合いが決まったかを記録します。出会いが少ない理由を、行動量・申込み先・プロフィールに分けて考える入口になります。
② 会った後|次につながった理由を振り返る
交際へ進んだかに加えて、「どんな話がしやすかったか」「次も会ってみたいと思えた理由」をメモします。自分が心地よく話せる相手や、会話の傾向を知る材料になります。
③ 交際中|関係が進んでいるかを確認する
次のデートの予定が決まっているか、連絡や予定調整の負担が偏っていないか、結婚後の暮らしを話せているか。交際中は、関係を育てる行動に時間を使っていきたいですね。
すでに交際中なら、申込み数を増やすことが今の課題とは限りません。同じデータを読んでも、今いる段階によって、取るべき行動は変わります。
広島での婚活、どこから見直すか一緒に考えませんか?
「自分の条件で出会えるのだろうか」「お見合いまでは進むのに、交際が続かない」。そんなときこそ、条件と活動状況を整理するところから始めてみましょう。
クライム結婚相談所の無料相談では、今のお悩みや希望を伺いながら、婚活の進め方を一緒に考えます。
まずIBJにどんな方が登録しているか知りたい方は、年齢・年収・職業などをまとめた会員データのページもご覧ください。
出典・集計条件
出典:IBJ結婚みらい研究所の元レポート(2026年10月1日公開)。成婚退会者19,112名のデータをもとにした全国のIBJネットワーク会員の分析です。図は公表値から再作成し、考察と婚活の提案はクライム結婚相談所の倉益がまとめました。
成婚率は、成婚者を「成婚者+通常退会者」で割った割合です。友人の紹介や他連盟を通じた成婚退会者は、この分析対象から除外されています。現在活動中の全会員を分母にした割合とは異なります。
比較と期間:属性などの「全体」は成婚者全体で、申受けが多い層も含みます。成婚者の活動日数は在籍日数から60日を除いて算出。月間申込み数は活動日数に基づく30日換算の中央値、在籍日数は真剣交際期間を含む中央値です。
読み方:年齢や属性、活動意欲などが異なる集団の比較です。年収・申込み数など、ひとつの項目だけを変えた場合の成婚率を予測する数値ではありません。

